(禁欲 264日目・一食 83日目)
今回は下でも記事にした食欲・一日一食と睡眠欲・ショートスリープの2つのコラボの大成功例を実際の人物に登場して頂きご紹介をします。
短眠(ショートスリープ)と一日一食の相互作用(禁欲 249日目・一食 68日目)
はじめに
この食欲・睡眠欲の2つのメリット融合により長く社会で大活躍している方の大変素晴らしい事例です、ぜひご参考にしてください。
有名な方ですので、すでにご存じの読者の方もいるかもしれませんね。
人物紹介
[日野原重明]
1911年10月4日生まれ 105歳
聖路加国際病院 名誉院長
この方は今回の記事掲載時点で「105歳」になられますが、今まで医師として長く医療に携わり、
現在もお仕事を継続中でテレビや新聞にも顔をお出しになり、とてもパワフルな日々を過ごされております。
サーチュイン遺伝子を発動させた一日一食とオリーブオイル
日野原先生のすごさは100歳越えの年齢でありながら「現役医師」であるということだけでなく、その私生活にも秘密があります。
まずは「一日一食」となり朝、昼は軽い飲み物中心で済ませ、夕食を「腹八分目」ながらも割とボリューム感のあるメニューになっています。
ごはんやサラダはもちろん、肉・魚も普通に食しているようです。
また少食や腹八分目の医学的正当性を「認めている」一方で、「現代の豊かな食糧事情が人々の老化を早めている」とも考えているようです。
ここで先生の一日一食でのポイントになりそうなのが、朝はコーヒー、ミルク、ジュース等の飲み物の他に「オリーブオイル」を飲んでいることです。
オリーブオイルは日本でもその存在が広く浸透しつつありますが体への効果・性質は、
・生活習慣病予防
・美肌作り、ダイエット効果
・豊富な食物繊維
赤ワインのポリフェノールと同じ
・抗酸化作用
その他多数の有益なものが知られています。
オリーブオイルを飲み物として飲む
「え、オリーブオイルを飲むの?」と思われがちですが、調理の材料としてだけではなく飲用も可能で、飲むオリーブオイルも販売されており認知がされてきております。
トザバラス 飲む オリーブオイル エキストラバージン ギリシャ産 250ml 酸度 0.36%
少食を実践するに際してオリーブオイルを採るというのは、油分が絶対にダメという人もいそうな中で、先生はその特徴をいち早く知り日本であまり知られていない頃から長期間に渡って採り入れています。
オリーブオイルは確かに体に良いのですが、朝目覚めてから口にする物はなぜ薬でも栄養ドリンクでもサプリメントでもなく、オリーブオイルなのか?
その摂取には「医者としての何か特別な理由」がありそうです。
ショートスリープの効果
先日「ショートスリープ・DEC2」を記事にしたばかりでしたが、日野原先生はショートスリープの実践者でもあります。
3大欲最後の睡眠欲に対抗する夢のショートスリープ遺伝子・DEC2(禁欲 262日目・一食 81日目)
1日の睡眠時間は5時間程度、睡眠の時間帯は午前2時~6時半か7時くらいで、
何度かその時間帯を調整されているようですが「遅寝早起き」というのがパターンのようです。
午前2時ごろの眠りに就くまでの間も、私たちのような夕食後のくつろぎタイムではなく、
「執筆作業や勉強」など頭が覚醒して目が覚めてしまいそうなことをされているようです。
それにくらべて夕食後、夜中12時ころまで大酒飲んで楽しんでいる私って・・・
もうすぐ家族がこちらに来て単身赴任生活も終わりなので3大欲を制すのは良いのですが、
私生活もそろそろ考えなければならない所に来ていると感じています。
まとめ・サーチュイン遺伝子とDEC2遺伝子の相乗効果
今回の記事はこのパワフルな先生のように、私たちには簡単にまねできない部分もありますが、
・食欲・サーチュイン遺伝子と睡眠欲・DEC2がうまく力を合わせその効果を発揮すると、どんなに高齢になってもパワフルな日々をこんなにも過ごせるのではないか
ということをお伝えしたいと考えました。
人間の3大欲のうちの「食欲と睡眠欲」の2つを抑えることで、また先生の場合はいつまでも人々の健康を守りたいという「真摯な思い・責任感・情熱」によって、今日までの実績が築かれて来られたのだと思います。
そして105才となられた今でも走り続けて行くその精神こそ「真に偉大なんだ」と感じました。
(*2017年7月18日にヤフーニュースにてご訃報を知りました。ご生前の偉大なご功績を偲び、ご冥福を心よりお祈りいたします。)