(禁欲437日目・一食256日目)
よく他の方のブログで「オナ禁1か月経過の効果!」や「100日達成の効果!!」などがあります。
ただ自分はこのブログを書いていて、読者の方はもう「1年も1年2か月も大して変わんない(別に驚きもしない)」となっているのではないかと感じています。
実際私も、もうわかりません。
厳格な禁欲者は年老いても、強く正確な記憶力を保つ。 性的エネルギーの転換を達成した禁欲者は、性欲に悩まされなくなる。このような禁欲者はウールドヴァ・レータ(精液が上に流れる)と呼ばれる。
スワミ シバナンダ
はじめに
このスワミシバナンダさんの「性欲に悩まされなくなる」という表現で、わたしは今までずっと「悩まされなくなるなんて起こるのだろうか?」と思っていました。
長期禁欲修行を達成した高名なヨギの言葉から解ってくる事・その2
たしかに上の記事では悩まされないとは書きました。
しかし、この記事以降の禁欲日数もまだ足りないことから、毎日毎日と沸き起こってくる負荷(ムラムラ感)、これを我慢するのだけでも誘惑の落とし穴にハマりそうで実際は大変でした。
しかしそこを越えると・・・
しかし不射精禁欲日数も1年2か月を超え、解ってきたことがあります。
それは「性欲に悩まされなくなる = 性欲を完全に制御できること」なんだと自分自身で実感し、今も思考が進んでいる気がしています。
誤解されがちですが「悩まされなくなる = 性欲がなくなる」という事ではありません。
関連記事・どんな頑張っても性欲はなくならないから
それはタンスの引き出しから物を出し入れするように、いつでも性欲は引き出せます。
逆からの視点で「出す必要がなければ、しまっておける・飛び出してこない」という表現が近いかもしれません。
実際この考えにいたってから最近は午前中の負荷(ムラムラ感)もあまり感じなくなり、これがシバナンダさんの「性欲に悩まされなくなるという境地なのかな」と感じてきています。
一体その後は?
さて、ここからが本題なのですが、この性欲に悩まされなくなるとどうなるのか?
3つだけあります。
クリシュナさんの弟子でもあるスワミ・サッチダーナンダさんの言葉にこういうものがあります。
保存された性エネルギーは「オージャス」と呼ばれる精妙なエネルギーに変わる。
これは人格的な磁気のようなものである。それが人格全体を調整し、神経を鍛え、頭脳の力を増して、心を穏やかにする。
自分に起こった3つの事象
1. 禁欲前に戻った感覚、弱くなった感覚になる。
この「心を穏やかにする」、これがくせ者で一見非常に良いように思えますが、「自分の中の強さの象徴でもあるテストステロンが急激に下がる」ことがはっきりとわかります。
そして頭脳の力が増しているかどうかは解りませんが、不射精禁欲を続けることにより、どうしても思考が「スピリチュアル(宗教的)」な方向へシフトチェンジしてしまいます。
スピリチュアルになってしまう理由の記事
そうなることにより「自分は空手・格闘技などスピリチュアルと相反する暴力的な事をこれからも続けていて良いのだろうか、それってなにか意味あるのか?」という思考まで飛び出してきます。
分かりづらいですが、一言でいうと「現実と非現実の葛藤」という心境です。
2. 禁欲効果なんてどうでもいいとなる
なげやりですが、これははっきりと実感します。
自分が既婚者だからかもしれませんが、ちまたの禁欲効果なんてもうどうでもよくなります。
巷に言われるオナ禁・禁欲効果、そのオナ禁の奇跡の効果を解説!
上の記事はこのブログで非常に人気のある記事の一つですが、不射精禁欲(オナ禁)を続けると、誰でもが上の記事のどれかには該当していくと思います。
ただ、そんな効果もどうでもよくなり逆に「それが当たり前(本来の人間の姿)だったのかもしれない」となります。
上の記事の最後にも書いていますが「人は自慰するようには本来作られていない」のです。
3. 素に戻る
1番で書いた「禁欲前に戻った感覚」と被りますが、今までの不射精禁欲中にこのブログで書いた記事の中で、ちょっと行き過ぎた事を書いた記事もありました。
不射精禁欲をすると、当初はどうしても頭がモヤっとするときがあり、それが文面に現れてきます。
現在はというと、なんとなく禁欲前(素に戻る)といった、以前に戻った不思議な感覚でもあり「オナ禁・禁欲したって変わらないのでは?」と錯覚まで起こしてしまうほどです。
ネット上では「オナ禁教」「オナ禁信者」という言葉がありますが、モヤっとしている時はまるでオナ禁に対しての「盲目的な信者」のようでした、それが自分でも理解出来ます。
ただ不射精禁欲を続けると、そこからもなんとなく「脱却」できるようです。
まとめ
冒頭に書きましたが、1年も1年2か月も大して変わらないかもしれませんが、やはり思考だけはちょっとづつでも変化していきます。
禁欲前に戻った感覚とは書きましたが、もちろんこれからも不射精禁欲は続けるつもりで、ここで禁欲を解くと「手から砂がこぼれるように全てを失う」という事は重々理解しています。
また禁欲を解いてしまうと、おまけの一日一食すらも欲望に負けて出来なくなってしまうような気がして今はなりません。